未来へ生きる ~ANOTHER 考察&感想~

私が感じたこと、思ったこと、そして2021年の春Lilかんさい松竹座初座長公演ANOTHERを見届けた記録をここに残そうと思い書いてみます!

 

一つ一つなんとなく思い出しながらそのままの気持ちを文章にしてるのでセリフも微妙に違うかもしれないし抜けてるシーンもあるかもしれないし小学生みたいな作文かもしれません許してくださいすみません💦

 

あくまで私個人の考察と感想なので確かに〜!って思うこともそうは思わないと思うこともあるかもしれませんがその辺はお手柔らかにお願いします!!

(あと、感情高ぶりながら書いてはてブ出したくせにほとんど読み直してないので誤字脱字あるかもしれませんごめんなさい)

 

 

 

 

 

※ネタバレの塊なので嫌な方はご遠慮ください

 

 

 

 

 

開幕

 

物語の始まりは旅人という曲から。

 

みんな白い衣装着てるんだよね。意味があるのかはわからないけど真っ白な状態からこれから旅に出ることで色々な経験をしていくっていう風に捉えられた。とにかく歌詞良すぎる泣く。気がする〜♪の高音がとてつもなくきれいだった。みんな清々しくて優しい顔してたとっても。これから1つの舞台をやり遂げるっているのが五人1人1人の目を見てて感じた。

 

この先どんなに素晴らしい冒険が待っているのだろうというような曲調の旅人。この曲が終わった瞬間一瞬にして空気が変わる。

 

『あの日あの時この国の空に2つの太陽が輝いた。目が眩む様な眩しい光、その閃光は僕たちの全てを飲み込み、焼き尽くした。』

 

暗めのトーンで斗亜の声で語られるこの言葉たち。

 

あえて、ほとんどパンフレットも見ず、前情報も入れていなかった私は遭難して無人島に辿り着くということとパンフに載っている人物関係くらいしか知らなかった。最初に聞いた時正直パッとなんのことかわからなかった。

 

⚪遭難シーン

 

その後に鳴り響く嵐の音。毎回見る度、しんどくなる。目の前で家族だと思っているウラが流されていくのを見るしかできないタクヤの気持ちを考えたら。これは私の憶測に過ぎないが、ウラにはまだ小さい弟:アオイ/コウスケがいる。だったら自分がウラの代わりに流されればよかったんじゃないかってタクヤなら思ったのではないか?この物語は、所々いつもの拓哉とANOTHER内でのタクヤがちょいちょい重なる部分がある、それは責任感が強いところ。

 

⚪島流れついたシーン~

 

『俺、死んだんか?』

 

ここでも生と死に関することが出てくる。

 

フウガにみんなの安否をすぐに確かめるトア。トアはとても仲間思いなのだとこれでわかる。

 

この時にフウガの口から発せられた『ウラ以外はな…』という言葉。

すごい悔しさを感じた。流されていくウラを無理矢理でも助けようと必死になるタクヤを止めたのはフウガだから一番あの時タクヤとウラを見てたのはたぶんフウガなんだよね。

 

ここで出てくるコタロウとルウク。この2人とそしてリク(おっさん)。このこの3人についてあんまり本編では深く取り上げられていなかったが暗い状況を明るくしてくれる存在はやはり大きくて責任感強めであるトアとタクヤだけだったら生き残れてない気がする。

 

タクヤとアオイ/コウスケは?』

ここでも仲間のことを気にするトア。

 

『ごめん…俺のせいや…情けないな…』

そんなに自分のこと責めないで…と毎回思うほどしんどくなるけどタクヤにとっては嵐が強かろうが船が揺れていようがそんなのは言い訳でしかなくて自分が手を離してしまった=ウラの死になってしまっている。そして、血の繋がった家族がいないタクヤにとって絶対引き離してはいけないはずだった血の繋がっている兄弟を自分のせいで離してしまったと強い責任感に襲われているのだろう。

 

なんで兄ちゃんが死ななきゃいけなかったのか悲しむアオイ/コウスケにかけた言葉

『ウラは死んでない!』

これを言う前のセリフまでは泣きそうな感じの声だったのに、このセリフから急にトーンが変わった気がした。アオイ/コウスケの気持ちを聞いてこの子の前ではしっかりしなきゃいけないという意思の様なものが感じられた。それと同時にウラがもう生きていないことはわかってるけど、もしかしたらまだどこかで生きているかもしれない、と自分にもきっと大丈夫と言い聞かせてるんだろうなとも思った。

 

『大丈夫や』とてつもなく優しい声。前述したようにこれはアオイに対してでもあり自分に対してでもあるのではないだろうか。

アオイ/コウスケが近くにいなくなり、タクヤがトアと2人になる。

 

ここでもトアはタクヤの様子に気が付く。

背中をトアに借りるタクヤ。ここで初めて感情を吐き出す。

タクヤの叫び声にはいろんな感情が混じり合っていると感じた。

 

『もう無理…辛い…』

 

私的初日が3月2日で、たしかこんなセリフまだその時はなくて、後半に入った時に加えられていた。恐らく拓哉のアドリブかなんかだと思うのだがより一層心の底から出た言葉に感じて拓哉がタクヤになっていたと特に強く感じる場面の1つだと思った。2日に見た時もすでに拓哉はタクヤだったけれど全然違った。役への入り込み方が日に日に強くなっていっている。

 

恐らくこの感情はトアにしか吐き出せなかったんじゃないだろうか?トアだから吐き出すことができたのではないか?タクヤがトアに対する深い信頼のようなものを感じた。


タクヤ!俺たち生き抜こうな!ウラのためにも』

 

このセリフってタクヤにとって重要なセリフだったと思う。というかトアはいち早くタクヤの精神状態に気付いていたからこそのセリフだと思う。

 

⚪Hi!Ho!

 

毎回面白い。日々グレードアップ半端じゃないし、いきなりふるし笑

何にせよ本人たちが楽しそうにしているのが一番嬉しかった。演者側が楽しんでるのって観客側にも結構伝わるよね。

 

飛行機が近づいているシーン

 

みんなが必死に飛行機に助けを求めるのに対しタクヤだけ岩の上に座りに少し迷いが見えた。ウラを救えなかったのに自分は助かっていいものなのか葛藤していたのではないだろうか?

 

⚪ふがたくの喧嘩シーン

 

"自分をもっと信じろ"というフウガに対する

"信じてれば叶う?その根拠は?"というタクヤ

 

この時のタクヤは自分を見失っていたんだと思うし、怒りの矛先さえもわからなくなるほどに。もうウラは帰ってこないってわかってるからこそ怒りをぶつけないとやってられなかったんじゃないか。

 

この2人の喧嘩を特に強く止めに入ったのはトアだった。周りの状況を冷静に捉えてよく見てる。

 

ここでタクヤはみんなの前でやっと吐き出す。

"俺がウラを殺してしまった"ということを。

 

泣くやんこんなん。もちろんこういう風にタクヤが思ってしまっていたんだという感情とやっと周りの人達に自分の苦しみを話すことが出来たんだという感情で涙涙

 

この喧嘩~仲直りのシーン凄い大切なシーンだと思った。

 

 

絶対に生き抜こうからのみんなの星を探そう

 

"どんな時も 空を見上げて 星を探そう"

 

決意みたいなものを感じたな

 

この後から真剣に脱出する方法を考え始めるようになる。

ここで出でくるトアのセリフ

 

『これ以上この生活が長引けば精神状態がどうなるかわからへん』

↑これって結構後々キーワードだったなって思う

 

そしてトアとタクヤの共通点がここではっきり分かる。

 

再びタクヤがウラのことで落ち込みが酷くなりそうになるの。でもね、トアが!トアすごいんだよ。タクヤがまた塞ぎこもうとしてるの察知してるの。察知してここにいるみんなが家族だって言うの。このセリフでタクヤが少しまた前向きになった気がする。

 

そのあと焚き火の前で恋バナやらなんやらお話した後に、タクヤが言った『なくしてから初めて気づく』。もちろんウラのことで負った傷は深いけどウラをなくしてすぐのタクヤとは考え方が変わってるとわかる。

 

ウラとアオイ/コウスケのシーン

 

ここのシーンは兄ちゃんに会いたい、兄ちゃんは生きてるって前のシーンで信じたアオイ/コウスケの幻だと私は解釈した。ウラは初めアオイ/コウスケにお別れの言葉を言いに来た、そして俺の分まだ生きろと言っていた。そしてお兄ちゃんといたいという気持ちをぶつけてきたアオイ/コウスケに来んな!って少し強い口調で言っていたのが印象的。でもやっぱり過去に親に捨てられたって言うことがウラの中でもアオイ/コウスケの中でもかなり大きかったんだよね。小さいアオイ/コウスケにとっては自分の前から居なくなること=捨てたになっちゃうんだろうね。そんな捨てたなんてウラは思ってなくってもアオイ/コウスケ言われたらもう何も言えなくなるよね。ここウラ涙啜ってたよね?おいでって言う時。まだアオイ/コウスケは生きてるからこっちの世界に誘うのはダメってわかってたけどやっぱり大切な弟だからおいでって涙

浦くんセリフの感情の出し方すごく上手いなって毎度思ってた。

 

アオイが亡くなるシーン

 

タクヤ苦しいよね。私も見てて苦しかった。アオイ/コウスケを自分が守るって。自分が守るって決めたのに守れなかったその悔しさ。また俺のせいやったって←号泣

でもここでもさトアが自分ばっか責めんなって俺たち全員の責任やって。言うの。どんだけ救われてんのってくらいトアのセリフは全てを包み込む。

 

『呼ばれたんやろうな〜』

って優しそうな声で言うタクヤ→爆泣き()

 

『なんで俺も連れて行ってくれなかったんや』ってそりゃ血は繋がってなくったってタクヤにとっては大事な大事な家族だもんね。

 

レクイエム

 

ここはタクヤの出だしから始まる。初めて聞いた時衝撃的だった。

 

"どうして泣いてしまいそうな 決して消せない過去

小さな日を灯そう 宇宙の記憶に"

 

歌声に悲しみが込められてるの。リストバンドを握りしめてウラとアオイ/コウスケとの思い出を思い出してるようにも感じた。そのあとの激しいダンス。悲しみ全てをぶつけるような風に感じた。

 

トアとルイのシーン

 

『救えんかった』

誰かに対して大きい声を出すことはあったけど自分の感情を吐き出して大きい声を出すトアはここのシーンで初めて見た。トアは周りの状況をいち早く気づくことができる分溜まりに溜まった感情がバーッと出たのだろう。←ここでも号泣

 

そんなトアを見ていたのはルイ。後々血が繋がった兄弟だってことが判明するけどここであえてルイを登場させてきた事にここであえてトアとルイ2人のシーンを作ったということに大きな意味があったのだとこの後のシーンを見て思った。

 

『死は誰にでも訪れる』『どうせ死ぬなら一生懸命生きなければならない』ってルイが言ってたけど重いよな。今辛いことがいっぱいある中で私にはこの言葉がすごい刺さった。

 

祭りのシーン~逃げるシーン

 

緊張が走るシーンが続く。

本当にかっこよかった、闘いながら逃げるシーン。スライディングとかしちゃって…島民が踊ってからりとる踊るシーンとかタクヤの踊り方がもうぶっ刺さりまくって……(この女、定点でしか見ていないので拓哉の話しかしません)

 

ここでも島民が日本語を喋ってることに気づくトア。本当に周りよく見てる(n回目)

 

コタロウとルウクが船を見つけるも冷静なタクヤ。やはり1度目の遭難で失ってるものが多いからかな。

 

トアとタクヤって必ずどちらかが冷静になってお互い行き過ぎそうな部分を引き止めてるなって感じる。

 

船をどうするか、トアに託す。トアに寄せる信頼って厚んだな。

ここで悩むトアの口から出てくるハムレット

 

"生きてとどまるか 消えてなくなるか それが問題だ"

 

掛け持ち先の担当が過去にハムレットをやっておりましてこの言葉すごい好きなんです。色んな捉え方が出来るじゃないですか。深い深いめちゃめちゃ深い。

 

そこから自分なりの正解を導き出すトア。

 

そしてまた島民に見つかってしまう。

マッタンみんな演技うますぎて本当に怖いんよまじで。でも島民の方から考えると変な部外者が勝手に現れてしかも船を盗もうとしてるなんてそりゃ怖くなるわ。

 

逃げる闘うシーン~島主の説明

 

逃げてー!って思う反面やっぱりかっこいい……

ずっと見てた拓哉を(本音は全員見たいくらいなので目が10個くらい欲しかったです)

 

島民がこの状況を止めて大事な話をするシーン。

すごく考えさせられた。ジャニーズの舞台って今までにも見た事あるけど、毎回大きなテーマが入れられていて今回も心にグッときた。

 

トアとルイの傷の手当てシーン

 

その先へ…がBGMだったよね?そこでまずなんか体がぶわぁ〜ってなった。

 

トアの手当でトアとルイが同じ場所にアザがあることに気づく。ここで完全に分かるじゃん。確信するじゃん私。(みんなもそうでしょ?)この2人が兄弟だって。同じ父親?引き離された兄弟?まだこの時はどうしてこの兄弟2人がバラバラなのかわからなかったからそういった複雑な感情で溢れた。

 

出発準備をし始めるみんな。

1人準備をしないタクヤ。そっか。そうだよね。その時のタクヤの顔がすっごく優しかったのが頭に残ってる。

 

ここでトアの異変に気づくタクヤ。トアとタクヤとの関係性とタクヤがこの島で経験してきたウラ、そして俺が気づいてやれんかったと自分を責めたアオイ/コウスケのこともあってかいち早く様子の違うトアに気づいたのかなって思った。

 

戸惑ってるトアに対して『ちゃんと知った方がいい』とはっきり言うタクヤ。これもこれまでの経験からタクヤが絶対そうするべきだと、ウラのことを交えて話、後悔してからでは遅いということをトアにしっかり伝えてるのが伝わる。

 

そしてタクヤにだけ話すトア。ここでもこの2人の中では特別な関係が築きあげられていることがわかる。

 

島主とトアのシーン

 

ここのシーンはずっとずっと胸が痛かった。

トアの呼吸がどんどん早くなっていってるの。

表情も苦しそうで苦しそうで。

 

『なんで俺と母さんを捨てたんだ』

 

涙止まらんのよ 思い出すだけで泣きそう

お父さんに出会うなんて遭難した時はこれっぽっちも思ってなかっただろうしなんでここで会ったのか、急に憎んでたお父さんに出会って心の整理ができてない戸惑いとか、自分のお母さんの苦労を知ってるからなんで捨てたんだっていう怒りとか、いきなり自分の体が爆弾を抱えてることを告げられたこととか、全部全部そういった迷いや、苦しみをトアから感じ取れた。 

 

ボロッボロに泣いたボロッボロに笑

 

トアの目から涙が落ちるのも見えた。斗亜だけどトアで斗亜じゃなかった。

 

父さんって、やっと抱きしめられたんだね。

早かった呼吸がもっと早くなって呼吸自体が苦しそうで今まで抱えてた全てを解放した瞬間だなって思った。

 

涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙

 

Place of my heart

 

                   大号泣

言葉でいうの難しいんだけど、斗亜がねトアが生まれてきてから抱えてきたものを歌に込めて歌ってるからなのか直接私の心にも響いてきた。泣きながら叫びながら歌ってる部分もあるから余計に。普段のアイドル斗亜とは本当に別人が歌ってる様で…

 

⚪船出るシーン

トアルイの敬語やめるところとかキュってなった。

 

そしてやっぱりタクヤ行かないんだなって。残る選択肢も残らない選択肢もできる中でタクヤがどれだけウラとアオイ/コウスケへの強い気持ちが感じ取れた。血が繋がってなくたって家族だもんね。

 

みんなとハグするシーンもね、よかったよ涙

 

ルイをタクヤに託すトア。

もう一度トアって最後呼ぶタクヤ、生きようなって。

泣いた泣いた。物語の初めのタクヤだったらこんなこと言えてない。

 

輝きを抱きしめて

 

あんまりにも良すぎた。歌詞も曲も。島で色んな経験して、それぞれがまたそれぞれの道を歩いていくってのが詰め込まれてる。

 

振り付けでみんなが好きな橋本環奈様ポーズ?って言ったらいいの?あれAnother Tomorrowにも似たような振り付けあったよね?自分の中で重なって勝手に興奮してました笑

 

トアの最後のナレーション

 

幕が降りて流れるトアの声。

 

最後まで泣いた。途中途中なく舞台は今までにも沢山あったけれど最後の最後まで泣いた舞台は初めてだった。1番初めのナレーションとは全く違った声質。まるで生きるという希望を掴んだような感じ。最後の最後まで惹き込んで行く斗亜は凄いよ。

 

"命あることは素晴らしい。だからどんな時でも前を向いて思いっきり生き抜こう。若者たちよ、生きろ!今この時を。懸命に生きろ!"

 

この言葉が私の胸に強く響いた。

 

"生きる"ってことについてすごくすごく考えさせられた舞台だった。

 

生きなきゃ。生きなきゃ何も出来ない。辛いこと苦しいこと生きてたらいっぱいいっぱいいっぱいいっぱいあるけど生きないと楽しむことも出来ないもんね。

 

 

1ヶ月、本当に本当にお疲れ様でした☺️見れてよかった行けてよかったLilかんさいを好きでよかった。

                      素敵な3月をありがとう

私よりも年下の子たちを見て感情がここまで爆発するなんて数年前はもう全く思ってませんでした笑

初松竹座座長公演、走りきった、やりきったLilかんさいを応援できてることを誇りに思います⋆°。✩

 

たくさんの感謝を込めて

 

2021.3.31

さり